支援先で数億事業になったHANOWAのWEBマーケティング施策を振り返る

今回は、弊社が支援するスタートアップ事業「HANOWA」で、1年ごとにWEBマーケティング施策がどのように変わったか振り返ってみます。HANOWAとは、歯科衛生士等の歯科医療人材と歯科医院のマッチングサービスです。2018年に代表の新井さんが1人で立ち上げた事業です。以前に支援開始直後に「初月に広告運用のCV170%」で紹介しいてます。


6年が過ぎて、多少の浮き沈みはあったものの業績は伸び続けて億単位の事業になっています。
弊社が支援し始めた4年目以降も加速しています。

広告運用のCVを+170%にした成功事例もご覧ください。

ところで、この会社と比べてもユニークな点がとても多いのです。
・スタートアップなのに、初期の頃から100%リモート勤務でオンラインMTGのみ
・会社行事で唯一メンバーが集まるのは年末の忘年会

このような会社ですが、WEBサイトで求人側と求職者側の両方の登録者を増やすためのWEBマーケティングの施策を数々行って成長してきており、弊社が支援してから取り組んだ施策の歴史を振り返ろうと思います。

2022年 主要都市限定でマス向けWEB広告配信

徐々にHANOWAが浸透している地域も増えてきて、Google広告、Meta広告にも力を入れ始めて、弊社代表の伊藤が参画する前まで広告費用も徐々に増えていました。

「地域限定」「極力無駄をなくす」を念頭に検索広告、ディスプレイ広告、フォームがFacebook上に出て直接入力できるリード獲得広告などを配信メニューに選び、職種別(求職側/求人側)×地域別に結果をまとめて獲得単価(CPA)を評価して、採算を意識しながら配信調整していました。

広告バナーの画像もそれまでは歯科の人物モデルを使っていましたが、イラストや目立つキャッチコピーを盛り込む形式にシフトしています。

また社内でも広報にも力を入れ始めて、Instagramのライブや、地道なSNS発信、Spotifyでの発信も頻繁に行うようになって少しずつ認知が広がっていきました。サービスを提供する地域を広げるチャンスを伺ったり、経営陣も手ごたえをつかみ始めて億超えの事業にできる!とこの頃に思えるようになったのです。

2023年 一気に全国拡大、広告費も登録者も爆上がり

弊社がGoogle Analyticsを分析した結果、「地域を限定して広告配信しているけど、実際は全国から登録者が集まっているし、制限解除しても大丈夫では!?」という仮説を立て、Google広告、Yahoo広告を一気に全都道府県へ配信拡大していきました。広報活動や口コミで広まってきた影響もあり、広告費に連動して登録者数も伸びに伸びて、数字を見るのがすごく楽しみな日々が続きました。

広告バナーにも「47都道府県」と銘打って大々的に配信したり、「マッチング2万件」と実績数字で大きくアピールできるようになりました。前回のバナーと比べてもインパクトが違いますね。


さらに投資先にプレゼンし続けた甲斐あって、億単位の資金を調達できて一気に資金を投下して売上もさらに伸びていきました。

こうなればYouTube広告の配信も事業フェーズ的に必要ということで、社内で流れを考えてデザイナーが作成してスタートしました。
元々のサービスが良いので、あとは流れをしっかり意識して配信すれば、良い成果が出るのは当然です。
実際に30秒動画で視聴回数が「25万回」、最後まで見た100%視聴完了率が「32%」、クリック率が「5%」で平均数値と比べて高く、この動画広告は多くの人に記憶に残りました。

2024年 追加の広告媒体で拡大、フェーズに合わせたPDCA

まだ始まったばかりではありますが、追加でMicrosoft広告、Metaリール/ストーリーへの動画広告にも力を入れ始めています。出稿済の広告媒体も徐々に増えてます。媒体が増えてもCPAに見合う範囲でCVを増やすための根本的な考え方は同じで、勝ちパターンを見つけて拡大することを繰り返していくことになります。
広告用の動画、静止画も、狙いとしてはユーザーが飽きずトレンドに合わせた内容を追求したり、分析も職種別(衛生士/医師/助手/医院)×地域別×オンライン/オフラインで細かくデータ整備しながら改善施策を考えて、売上UP、拡大に繋げていきます。

まとめ

このように、歯科マッチングサイト「HANOWA」はスタートしてから6年経ち、毎年マーケティングの焦点や手法を変えながら着実に事業成長してきました。今後もビジョンを見据えた働き方や文化、理念とともに変遷を繰り返しながら成長していくので、弊社としてもしっかり支援して事業拡大と社会への貢献にしっかり寄与していく所存です。

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