以前に、Google広告のレポートを自動出力する方法についてまとめました。
そして2023年2月15日にYahoo!リリースページ でも同様のスクリプト機能の提供開始が発表されました。
早速各レポートの出力設定を試してみて、スプレッドシートへ出力することができました。
今回は、その事例とサンプルコードをご紹介します。
Google広告スクリプトと似た仕様が多いので、両方の広告を出稿されている広告主様はうまく活用して統合管理するのがお勧めです。
Yahoo!広告スクリプトの出力フロー
データの出力フローは、下記のとおりです。
Yahoo!広告画面内の操作


Google広告は1つの画面で検索、ディスプレイが統合されていますが、Yahoo!広告は別画面で別仕様です。
広告レポートのスクリプト設定
次に、スクリプト一覧の画面より下記のようにコードを設定していきます。
① スプレッドシートのディレクトリを指定します。URL内の「/spreadsheets/d/○○/」の○○の部分
② ①のシート内のデータを出力したいワークシートの名前を指定します
③ データとして出力したい指標、レポートの一覧をここで指定します。
④ データ取得の期間を指定します。「過去30日」だけでなく特定期間の設定も可能です。
⑤ レポートの種類で「キャンペーンレポート」を選択しています。他のレポートを出力設定できます。
1つのスクリプトで複数のレポートを出力したい場合は、後半部分に追加で他レポート用のコード記述を追加します。② ①のシート内のデータを出力したいワークシートの名前を指定します
③ データとして出力したい指標、レポートの一覧をここで指定します。
④ データ取得の期間を指定します。「過去30日」だけでなく特定期間の設定も可能です。
⑤ レポートの種類で「キャンペーンレポート」を選択しています。他のレポートを出力設定できます。
1つのスクリプトに5個の異なる種類のレポートを設定しましたが、問題なく出力されています。

その他にも毎週、毎月なども選べるところはGoogle広告と同じです。

スプレッドシートへの出力
上記の設定で、スプレッドシートへの出力も問題なくできています。
その場合は、Looker Studioや分析ツールに繋げて表やグラフで可視化すると便利です。
■Looker Studioでの可視化

■Tableauでの可視化

まとめ
このようにYahoo!広告スクリプトで自動的にデータを収集することができるので、一度設定してしまえばあとは手間をかけずに数値の確認やデータの分析だけに集中することができます。凝った図表を作る場合はそこから手を加える必要がありますが、費用やCVの全体結果であればサンプルコードで十分に確認できるので、是非試してみましょう。