事例1)「広告運用代行で昨年比CPAを37か月連続改善」
事例2)「集客施策の考案~実行で申込数が1年で3倍に増加」
「知人の紹介ばかりで、どうやって新規で入塾生の申込を獲得できるのか分からない」
最初に相談を受けた中でこのような悩みが多く、それに対して個別の教室事情に合わせた戦略を考えて実行しながら、業界でうまく行く方法や地域ごとに異なる戦略、ノウハウが豊富にあります。今回は、そんな学習塾関係での広告運用やWEBマーケティングで効果的だった媒体とポイントについてご紹介します。
当メディアは、
・広告運用でうまく成果が上がらない
・集客が思うように拡大できない
・集客が思うように拡大できない
といった企業担当者や、知識を伸ばしたいWEBマーケッターに向けて、実際の課題解決の実例や最新情報などを発信しています。
また、弊社では期間限定でWeb集客の相談を行っています。
学習塾の広告運用のCPAを改善したい、サイト経由のお申込を増やしたい、などお悩みの方は、相談して頂ければ何かしらヒントが得られます。
まずはLPの充実を
集客活動を始める前に、まずWEBサイト、特にランディングページ(LP)の役割は極めて重要で、これを用意しないといけません。ただ作成すれば良いだけでなく、それなりに中身を読みやすく分かりやすくする必要があります。
実際に学習塾を検討している保護者や生徒は、まずインターネットで情報を検索し、各塾のウェブサイトを訪れます。
ここでの第一印象が、その後の問い合わせや見学の申し込みに直結します。
充実したLPは、訪問者に対して
・塾の特色や教育理念
・カリキュラム、成功事例
・カリキュラム、成功事例
などを効果的に伝え、興味を引きつけることができるため、見込み顧客の獲得には欠かせません。
さらに、LPは具体的なアクションを促すための設計が必要です。
例えば、
・無料体験授業の申し込み
・資料請求のフォーム
・電話での問い合わせ窓口
・資料請求のフォーム
・電話での問い合わせ窓口
など、ユーザーが次のステップに進みやすいように誘導することが重要です。
このように、LPを通じて初めて接点を持つ顧客に対して、塾の価値をしっかりと伝え、積極的に関与を促すことで、より多くの入塾につなげることができます。
Googleマイビジネスの登録もほぼ必須
地域密着型サービスを展開する学習塾では、Googleマイビジネスの登録がほぼ必須となっています。この無料ツールを利用することで、学習塾の可視性が大幅に向上し、検索結果での露出が増加します。特に、地域名を含む検索クエリに対して高い効果を発揮し、地元の潜在顧客が塾を見つけやすくなるため、新規顧客の獲得に直接つながります。
詳細は当メディアの過去の記事でも説明していますので、Googleマイビジネスの開設方法とMEO対策の方法もご覧ください。 Googleマイビジネスに登録することで、塾の名前、住所、電話番号、営業時間だけでなく、レビューや写真も掲載できます。
これらの情報が充実していると、信頼性が高まり、保護者や生徒からの問い合わせが増加する傾向にあります。
また、Googleマップでの位置情報表示もされるため、実際に塾を訪れる際の利便性も向上します。
広告メニューの選定
次の広告媒体とメニューの選定を考えていきます。ターゲット層に合わせた最適な広告手法を見つけ出し、限られた予算を効率的に使うために重要です。
メニューの違いによって、最終的な問合せや入塾が何十件も変わるのでしっかり考えて選定しましょう。
リスティング広告
リスティング広告は検索エンジン結果の上部や側面に表示されるテキスト広告です。
特定のキーワードに関連した広告が検索ユーザーに表示されるため、検索意図に即したターゲティングが可能です。これにより、購買意欲の高いユーザーを直接引き寄せることができます。広告費用はクリックされる時だけ発生するため、効果的な予算管理が期待できます。
検索キーワードについては、ブランド名や自社名で検索したユーザーに対して広告を表示させれば、一定の割合でCV(資料請求、体験授業の申込など)が得られるはずです。
また、地名キーワードの掛け合わせで各教室ページに流入するユーザーも多いので、地元の地名をリストアップして「学習塾」「中学受験 塾」などの掛け合わせで登録することを忘れないようにしましょう。
例:「進学塾」「個別指導塾」「高校受験 塾」「塾」「春期講習」「夏期講習」「冬期講習」
また、配信地域については「校舎を中心として半径2km」などで配信することが多いです。
都心の場合は「半径1km」にするなど校舎によって最適な設定を選ぶようにしましょう。
また、地名に合わせて表示される広告の文言を変えたい場合は、「キーワード自動挿入広告」「広告カスタマイザ」の導入も検討するのが良いです。
ディスプレイ広告
ディスプレイ広告は、ウェブサイトやアプリ上に表示される画像形式の広告で、視覚的に訴えることで今まで知らなかったスマホユーザーなどに広く知ってもらうことができます。様々な形式やサイズで配信できて、画像によってはユーザーの記憶に残りやすくなります。
また配信するユーザーを限定するために、ターゲティング設定が数多く選べて、特定の行動や興味を持つユーザーや関係ない属性やユーザー群に細かく出し分けの設定ができるため、広告の成果も得られやすくなります。
リマーケティング
リマーケティングはディスプレイ広告のメニューの1つで、過去に自社のサイト(塾のホームページなど)を訪れたことがある人に広告を表示できます。サイトを訪れたことがあるユーザーはその塾に興味を持っている可能性があるので、そのユーザーリストを用意して広告配信に活用すれば再びサイトに訪問したり、その先のお申込みにも繋がる可能性が高くなります。 実際にリマーケティング広告を配信してお申込みが増えたという事例も多数あります。
ユーザー属性(性別、年齢)
ユーザー属性は、年齢・性別・世帯収入・子どもの有無などを指定できるターゲティングです。 Google広告、Yahoo!広告の設定例は下記で、中学受験と高校受験などお子さまの対象学年によって変わるので調整しましょう。 【設定例】
・Google広告:年齢35~54歳、子供あり(6歳~12歳の小学生・13~17歳)
Yahoo!広告:年齢30~49歳、子供あり(小学生・中学生・高校生)
・Google広告:年齢35~54歳、子供あり(6歳~12歳の小学生・13~17歳)
Yahoo!広告:年齢30~49歳、子供あり(小学生・中学生・高校生)
SNS広告
SNS広告は、Facebook、Instagram、X(旧Twitter)などのソーシャルメディアプラットフォーム上で展開される広告です。ユーザーの興味・関心、居住地、年齢など豊富なユーザーデータを基に精度の高いターゲティング設定をして配信できることが特徴です。
また、毎年のように新しいタイプの画像やコンテンツが配信できるようになってユーザーを飽きさせない工夫が凝らされているので、最新情報を元にこれらを活用して配信していくことで、ユーザーの注目を集めやすく、ブランドの認知度向上やエンゲージメントの促進が期待できます。
特にInstagramのリールは、対象である主婦の方も多く見ています。新規ユーザーへのアプローチに最適なので、検討する価値はあると思います。
詳細は当メディアの過去の記事でも説明していますので、Meta広告の始め方と詳細についてもご覧ください。
成功しやすい学習塾の広告運用のポイント
ここまで広告出稿を始める前の準備と、それぞれの広告メニューについて紹介しました。次に実際に広告配信を行って、成功するために重要だと思うポイントについてまとめてみました。
ユーザーの行動を意識した誘導
どんなビジネスにも当てはまることですが、ユーザーの行動を意識した誘導を行うことは重要です。 学習塾の場合も繰り返しになりますが、申し込むユーザーの特徴を考えてなるべく多く書き出してみましょう。 ・学年(小学生・中学生・高校生など)
・地域(〇〇市・〇〇駅周辺など)
・希望の授業形態(集団指導、個別指導、オンライン授業、学習相談など)
・ユーザーに見て欲しいページ(申込の流れ、授業の様子、合格実績、自習室の利用情報)
・起こして欲しいアクション(資料請求、無料相談、体験授業申込、説明会申込)
・地域(〇〇市・〇〇駅周辺など)
・希望の授業形態(集団指導、個別指導、オンライン授業、学習相談など)
・ユーザーに見て欲しいページ(申込の流れ、授業の様子、合格実績、自習室の利用情報)
・起こして欲しいアクション(資料請求、無料相談、体験授業申込、説明会申込)
ユーザーが求めている情報が何かを考えて、それらにサイト内でスムーズにアクセスできるように準備することで、ユーザー体験があがり、離脱の低下とより高い成約率を実現することができます。
検索キーワードはできる限り幅広く登録して検証
最初に出稿キーワードを登録したら終わり、ではなく検索クエリの結果を見て追加で登録して、キーワードを広く網羅することも重要です。特に学習塾のようなサービス業では、地域名や科目、講習内容を含めた多様なキーワードを網羅することで、検索時のマッチ精度を高め、より関連性の高いユーザーにアプローチできます。これにより、適切なターゲット層からのアクセスが増え、コンバージョン率の向上が期待できます。
また、検索キーワードの効果を最大化するためには、PDCAを常に回し続けることも欠かせません。
詳細は検索語句を登録し続けてCPA改善もご覧ください。
講習申込に合わせた配信量調整
学習塾にとって切っても切り離せないのが、学生の休みに合わせて開催される講習です。3月が春期講習、7-8月が夏期講習、12月が冬期講習で、その1か月前から各教室で集客活動を行っています。
広告の配信量をこの季節に応じて調整することは、学習塾のマーケティング戦略において非常に重要です。
例えば、夏期講習の前には早割キャンペーンなどの広告を増やして早期申込みを促進して、季節のピーク時には具体的な講習内容や特典を前面に出して関心を引きます。
これにより、ターゲットとなる生徒や保護者の注意を集め、適切な時期に最適な情報を提供することができて、申込み数の増加につなげられます。
事例:広告運用でCPA3万円→1万円代に改善
全国で200教室以上を展開する学習塾の広告運用を担当しました。前代理店様の運用体制で、CVである資料請求と体験授業への申し込みの獲得単価(CPA)が3万円代で、採算が合ってないことにお悩みで弊社へ相談に来られました。
そこでキーワードと検索クエリ、広告文を1個1個見直して、媒体のGoogle広告、Yahoo広告の推奨に沿ったキャンペーン構成やキーワード登録、除外キーワード設定を端から端まで順番に行っていきました。
また、サイト内のページもお問い合わせにまったく繋がっていないランディングページへの流入の割合が多かったので、ここも弊社で過去3年間のページ別の結果を見直して、「どのページに流入させればCVが増えるのか」「リマーケティングを実施するにあたり、どのページに訪問したユーザーのリストを優先的に使えば良いか」を定期的に見直して、データを見ながらCVに繋がりやすいセグメントへ寄せていきました。
数字面で「登録したキーワード数」と「CVを獲得したキーワード数」の推移を昨年と今年でまとめたグラフが下記です。
実際に2年間かけて徐々に「キーワード数」と「CVを獲得したキーワード数」が増えているのが見てとれます。。

登録キーワード数が多ければ良いという訳ではないですが、効果的と思われるキーワードを毎月増やし続けた結果としてCVの増加にもつながっています。
結果的にCPAを1万円代まで改善して、その後もCPAを昨年比で37か月連続でプラス改善さることに成功したのでした。
まとめ
学習塾専用の広告戦略を実践することで、地元の競合他社との差別化が図れてより多くの生徒へ知らせて一部のユーザーを申込へ誘導することが可能です。地域密着型広告からSNSを通じたコミュニティ形成、効果的な広告キャンペーンの実施、サイト内での実績のアピール、そして信頼性のあるレビューの活用など、様々な集客施策をそれぞれ実行して塾の魅力を最大限に強調しましょう。
学習塾を運営されている方は、当記事を参考に1件でも多くの申込を獲得して頂ければ幸いです。
また、集客アイディアや実際に広告運用を外注する場合の費用感を確認したい方は、問合せフォームからご連絡頂ければ1営業日以内に返信いたします。