Googleマップで特定場所のロケーション履歴を地図に記録してみた

以前にアメリカのシリコンバレー、サンノゼを訪れた際に、「訪問した場所の履歴を保存したい」と思い立ちました。そして、Googleマップのヘルプを色々調べた結果、下記のように地図上に線を引いて可視化できました。今回はその方法をまとめてみました。

Googleマップのロケーション設定をON

おそらくほとんどの人にとっての前提として、iphoneかandroidでアプリ「Google map」をインストールしていると思いますが、初期設定で「位置情報の取得」を「OFF」にしていては記録されません。 設定を確認して「ON」にしておきましょう。 Googleマップのアプリを開いた状態で、右上の「設定」→「個人的なコンテンツ」→「位置情報がオン/ロケーション履歴がオン」で設定できます。 これで、あとは忘れていても四六時中Googleが移動した場所をすべて記録してくれて、後から振り返ることができます。便利ですね。 ※ちなみに履歴を消そうと思えば、それもいつでもできます。

タイムラインとGoogleマイマップは別物

実際に使ってみると、Googleマップのアプリだけで過去の履歴が見れるので「これで終わりじゃないの?」と思われる方もいるかもしれません。しかし、複数の日程まではできないのです。そこで「Googleマイマップ」を使うことになります。名前が似ているので紛らわしいですが、別ものでこの2つを使います。

PCでタイムラインからKMLファイルをエクスポートする

Googleマップのほうに戻りますが、タイムラインを開いて特定の日を指定して、歯車の「設定」→「この日のデータをKML形式でエクスポート」を選択します。
こうすればその日のデータが含まれているKMLファイルがダウンロードされます。これを1日ずつダウンロードしていきます。 「まとめてできないのかな・・」と思ったのですが、今のところその方法はなさそうです。長旅の記録をまとめる際は大変ですが、地道に1個ずつ行うしかないようです。

Googleマイマップで新しい地図を作成

今度は「Googleマイマップ」のほうを開き、「新しい地図を作成」をクリックして地図を開きます。そして「インポート」を押して先ほどダウンロードしたKMLのファイルを1個ずつインポートしていきます。
1個取り込まれたら別の日のKMLファイルも順番に取り込んでいきます。レイヤ横にある「・・・」をクリックして、「再インポートしてマージ」→「その他のアイテムを追加」の順に選んでいきます。
取り込んでみた結果が下記のとおりです。
これで、各箇所をクリックして訪問した場所を思い出すのに使えます。あとは細かい設定の部分も好みに合わせて調整していきましょう。 下記の「このレイヤーの名前を変更」からレイヤー名を後から思い出せる名前に変更できます。
個別の場所についても、下記の鉛筆ボタンから自分なりの説明を加えたり、色を変更したりできます。
上部のツールバーから「共有」で知り合いにリンクを共有して中身を見せたり、「プレビュー」で完成版を確認したりできます。
地図を共有するときは、Googleドライブの他のファイルと同じで個別のメールアドレスでも共有リンクでも共有できますが、だれでも見れる「このリンクを知っている人なら誰でも表示できる」にする場合は、中身に注意しましょう。
いずれにしても、無料でここまでできるのはすごいですね。昔は1個ずつノートに記録を付けてそれが好きな方もいることでしょう。しかし、多くの人が使っているであろうGoogleでこれができると、他のことと絡めてまとめたり知り合いに共有できる幅とスピードも違うので、一度使ってみて、その便利さを試かめてみると良いですね。

まとめ

普段の日常では、Googleマップで自分の足取りを見直そうと思うことはあまりなかったですが、これを機に「自分が今日一日どれくらい歩いたか」を記録してみようと思いました。
他のアプリと連動してもっと便利なこともできるかもしれないので、こういう新しい機能はどんどん使っていこうと思います。
みなさんもGoogleマップの日々のロケーションを記録に残してみてはいかがでしょうか。

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