Tableauカンファレンス最新情報|注目セッションと実務で使える学び

今回は4/29-5/1にSalesforceがアメリカのサンディエゴで主催した「Tableau Conferencre2024」に参加してきたので、その様子と海外カンファレンスで気になることについてまとめました。

Tableauとは?参加したきっかけ

まず、TableauとはPCのマウス操作だけで簡単にレポート作成することができて、あらゆる角度から「素早くきれいなダッシュボード」を作ることができる「セルフサービス型のBIツール」です。
簡単に言うと、Excelなどで見づらいデータをパッと一目で判断できる図表にして、短時間で多くのメンバーと共有できるようにした分析ツールです。
弊社でも広告運用、GA4などのWEBマーケティングの領域でデータ分析やレポート作成を多数手がけてきており、Tableau社の担当者の方と定期的にやり取りさせて頂いています。

そして今回「Tableauカンファレンスに出てみませんか?早期割引クーポンをあげます」と言われたので、丁度何かしらの海外カンファレンスに出たいと思っていたタイミングだったこともあり、参加することにしました。

渡航前の準備

海外へ行くときに必要な持ち物や手続きは、ネットで検索したり経験者に聞いたりしますが、やはり重要なポイントだけは抑えるようにする必要があります。私も日々の業務に負われて事前に十分にカンファレンスの内容確認や準備するものを調べられなかったのですが、その中で下記のことだけは忘れないように常に意識しながら過ごしていました。

・飛行機は体調面を考えたら直行便(か近くで1回だけ乗り継ぎ)が一番良くて、チケット予約が早ければ早いほど良い
・アメリカに入国するならESTAは絶対忘れずに申請する
・事前に必要な書類をすべて印刷する。航空会社のチェックイン関連、ホテル、イベント参加証など主にお金がかかったもの
・滞在先のコンセント形状と、それに合った充電変換機を持っていく(以前に間違った形状を持っていって、ほとんど充電できなかったことがあるので)。
レンタルWifiに申し込んで、数日前に家に配送してもらう。最近は色々な場所に共用Wifiがあるけど、それがない場所があったり、セキュリティ面や容量面でも個別に持ち歩くことにしています。
・その他、個別に重要なもの、こと

宿泊場所について

過ごし方や荷物の中身も泊まる場所によって影響されることでしょう。
ホテルに泊まるなら、貴重品は部屋に置きっぱなしの荷物に一応南京錠など付けておけば一旦大丈夫です。安い所になるとセキュリティも不安なので、追加での対策も必要になります。

電子機器は途中でスマホが使えなくならないように、できるだけ2台用意してPCとともにフル充電の状態で出発するようにしています。
サンダルを持参しないといけない場合も多いので、かさばらないものを持っていきます。

現金は1日に必要な費用をざっと計算して、滞在日数でかけた金額を両替しておくと良いでしょう。
クレジットカードは保険付のものを1個だけ持っていき、それ以外や日本で使ってるカード、免許証などは全て日本に置いてきて別財布で行動しています。
なくなったらまず戻って来ないので、スマホなども紛失しても大丈夫なようにしています。

イベントの様子

セッションは約200、参加者は9000人以上

日本の大きなカンファレンスイベントもすごいですが、海外では大きなイベントが多数あってTableauカンファレンスもその1つです。
パネルディスカッション、グループディスカッション、ハンズオントレーニングなどのセッションが約200、参加者も9000人以上いるので教室によっては大混雑します。

人気のスピーカーになると行列ができて、後ろで立ち見になるか教室の外でキャンセル待ちをするかになることもあります。
Salesforceのアプリで時間ごとの一覧が出て、自分でお気に入りボタンを押して気になる候補の中から選んで受講していました。

メインセッションでCEOから最新情報が聞ける

どのカンファレンスでも目玉となるイベントはあります。

・最新のテクノロジーや近況をCEO、経営陣が話すキーセッション
・多くの人が普段から知っていて、注目しているイベント

今回もこの2つが注目されていて、事前に多くの人が移動して着席に時間がかかり、イベント中もすごい熱気の中進んで大盛り上がりでした。

また、CEOなどトップの方が話す内容は参加者が皆興味深々で聞き入ります。
最新テクノロジーの説明や、新たな提携、技術の話も出てきて、カンファレンスでしか聞けない話や、初めてここで発表する話にはみんな聞き入っています。

食事、飲み物は大半が無料

カンファレンスでは「朝食」「昼食」「おやつ(?)」がそれぞれ出て基本的に「無料」で食べれます。
もちろん飲み物もコーヒー、お水や他のもあって会場内にいる間はそれで事足ります。これはありがたいことかと思います。

パーティーなど交流の機会も多い

真ん中か最終日の前日の夕方からだいたいパーティーが行われて、それも参加者が興味あるイベントです。
お酒や食べ物もたくさん出て、だいたいはカンファレンスの参加費に含まれています。
頭を使って疲れた後にみな存分に飲んで語り合い、こういう時でしか出ない話も多くあります。
もちろんセッション中にも交流できるスペースは数多くあり、ソファや休憩所などで参加メンバーとおしゃべりしたりPCで他のオンラインMTGに一時参加している人もいました。

海外カンファレンスで気になること

以上がカンファレンスの様子でしたが、多くの人が海外のカンファレンスについて気になると思うことを3つにまとめました。

①お金がかかって高いのではないか

「お金がすごくかかるのでは?」と思うこともあるでしょう。確かに飛行機代の時点で国内よりはかかります。ただ、上でお見せしたようにカンファレンスでは食事が出るし、飲み物も基本的にはお金を払う必要はないです。
なので、カンファレンス以外の時間でかかる金額の分だけ考えれば大丈夫です。
夜にその場所だから行きたい所やレストランへ行くとか、サンディエゴでは時間が合えばペトコパークでのメジャーリーグの試合が観戦できたりします(今回は日程が合わず断念しましたが)。

②英語で会話できないのではないか

「英語を話したり聞き取れなくて不安」と思う人も多いでしょう。そもそも英語を完璧に話せる日本人は少ないし、話せなくても相手がスピードを合わせてゆっくり話してくれたり親切に対応してくれることも多いです。なのでそんなに恥ずかしい想いをすることはないはずです。
それでも自分から話しかけることに慣れていないと、なかなか踏み出せないでしょう。
そんな時は「1日10人に自分から話しかけることを目標にする」のが良いと思います。
最初は会場の歩き方の質問とか挨拶から始めて、専門でのスキルUPをしたいなら「事務的なことで5人、専門的なことで最低5人」とか細かくしていけば良いと思います。
そうすることで例えば、「パネリストに聞きたいことを、予めノートに図で書いてそれで説明して、あとは英語のコミュニケーションでがんばる」とか具体的な工夫ができるようになります。
実際にやってみたら知りたかったことがちゃんと分かって(最悪YESかNOで確認するのもできる)自信がつくので次はもっと話せるようになります。

③パーティーで孤立するのではないか

これも工夫やアイディア次第でどうにかなります。もちろん社交性や勇気も必要かもしれないですが。日本人を見つけて話しかけて旅先で共感し合うのは最終手段として考えるとして、その前に何かしら理由をつけてどんどん話しかけていきましょう。
もちろん集団で話に入り込んでいる人達はスルーして、無難なのは1人で黙々と食べていて暗そうじゃない人です。
そういう人に例えば、「こんにちは。今日のイベントについて全員に聞いていることがあるのですが、少し話しても良いですか?」と切り出せば余程都合が悪くない限り聞いてくれるはずです。
そこから少し相手のことに踏み込んで「どんな仕事をされているんですか?」「そのバッジはどこで手に入れたんですか?すごく興味深いですね!」とか話をつないで面白そうな人だったらLinked Inでつながるとかできるでしょう。
この方法でパーティーで初対面の何十人と話して、食べる暇がなかったくらい忙しかったこともあります。


まとめ

以上、海外カンファレンスの体験談を書いてみました。

やはり後から振り返ると、日本にだけいた場合と比べての良い思い出と充実感が残るのは間違いないし、日本に帰った後の今後の日常や英語に触れることへのモチベーションもかなり上がりました。

統計があるかは分からないけど、80%以上の人がやる気やモチベーションを上げているのではないしょうか。

これを読んで自身の専門分野で海外のカンファレンスへ参加することに興味を持ってもらえれば幸いです。

↓Instagramリールでカンファレンスの様子をまとめました。

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