Google Analytics4はBig Queryと連携してBIツールで可視化する中堅以上の企業も多いと思いますが、Looker Studioよりもカスタマイズ性に優れ、より細かい部分まで見やすくまとめることができます。
一方、Looker Studioは無料とは思えないほど、様々な機能が追加されて、毎年進化しています。
今回はBIツールTableauとLooker Studioを両方使ってきて感じた「TableauがLookerStudioより便利なこと」をご紹介します。
※多くのグラフや表の形式がありますが、今回は表とグラフは二軸の散布図に限定したお話です.
データソースの接続、成形
まず、TableauやLooker Studioに接続するためのデータソース(Excel、スプレッドシートなど)が必要ですが、Tableauであればユニオンという機能があり、エクセルで別々のタブに集計した別々のデータソースを自在に結合したり分離することが1回のドラッグですぐにできます。複数のデータソースを結合してカスタマイズするには、とても便利です。
Tableau

Looker studio

クロス表の作成
表を見やすくするために、縦横に項目をちりばめたクロス表を作成することもあると思います。
裏側で用意できるデータ量に上限があり、同じシートにクロス表を3,4個作ると「これ以上作れません」のような注意画面がホップアップで出てきてしまいます。
データ量によって異なりますが、通常の表であれば10個くらい設置できるのが、クロス表になると3,4個に減ってしまいます。

Tableau

数値やプロットの大小による色分け
表やグラフを見やすくするために、数値の大小によるグラデーションやグラフのプロットを色分けすることもあるでしょう。1~2種類でシンプルに可視化したい場合は、Looker Studioで不自由しないでしょう。
Looker studio

Tableau

書式変更の種類について
これは日付を例に見てみます。Looker studioでは「日」「月」「時間」など複数の日付形式があり、粒度を変えてデータを見たい時にも便利です。
Looker studio

縦横も自在に変えられるところはLooker Studioよりも便利な点です。
Tableau

ディメンションの結合
「キャンペーンとデバイスの掛け合わせで、ダッシュボードに表示させて欲しい」という場合もたまにあります。Tableauでは、2つの異なるディメンションを結合して表示させて、表やグラフに追加したり他の指標とさらに組み合わせたりできます。
Tableau

Looker studio

二重軸の掛け合わせ
「2つの指標を1つのグラフで二重軸として同時表示させたい」という場合もあるでしょう。Looker studioではシンプルに2つの指標だけ可視化したい場合には便利です。
Looker studio

Tableau

まとめ
Looker studioとTableauを機能ごとに見てみました。どちらが良いかは組織ごとに変わり、目的やどれだけデータの可視化を必要としているかによっても違いますが、それぞれの特徴やできること、できないことを理解してより良い判断の参考になれば幸いです。
おもいどおりにTableauやBIツールを扱えない、Looker studioでお困りなどの方は、下記よりご相談頂けます。
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