Notableは、Python、SQL、Markdownを使用してデータを分析したり、可視化ができるChat GPTプラグインで(Chat GPTの有料版に入らないと使えないですが)、例えば下記の特徴があります。
・簡単な指示を出すだけでExcelの中身のデータ分析や可視化を行ってくれる
・表やデータベースからグラフなどを生成することができる
最終的な理想形は、広告やWEBデータをスプレッドシートに毎朝自動で出力して、「自然検索の流入が急に減りました」「神奈川県からの問い合わせが3件入ってます」など、データの中身の解説も自動的にSlackなどに投稿されるようにしていきます。
今回はその手前のExcelのデータを読み込んで、中身をAIが分析してくれたところまで試してみました。

Chat GPTのプラグイン導入
まず有料プランに加入済の「Chat GPT」にログインをします。そして、Notableの左下にある「Settings」から「Beta features」の「Plugins」にオンにしておきます。


Notableでプロジェクト作成
続いてNoteable側で、アカウントを作成してChatGPTで利用するためのプロジェクトを作成します。URLが発行されるので、Chat GPTで入力するためにコピーして手元に保存しておきます。
Chat GPTでプロジェクト開始
準備ができたので、ChatGPTでプラグインNoteableを使ったデータ分析を行っていきます。まずは、利用するNoteableのプロジェクトURLを入力して、下記のようなコマンド文を入力します。


使いながら規則性を見つけて理解を深めていくことも大事ですね。

ただ、どうすれば良いか詳しく手順も教えてくれています。

2.左側のメニューから「Projects」を選択します。
3.’itemlist.csv’が存在するプロジェクトを開きます。
4.ファイルを右クリックし、「Copy」または「Move」を選択します。
5.’itemlist.csv’を現在のプロジェクトにコピーまたは移動します。
これらの手順を完了したら、再度ファイルを読み込むことができます。何か問題があれば、お知らせください。
これに沿って作業して、Chat GPTに知らせたらまた別の指摘が入りました。
何やらコードのことを言ってきたので、今までだったらここで挫折して辞めていたのですが、コピーすれば良いだけのところまで返答してきてくれてます。親切ですね。

この瞬間はやはり嬉しいですね。
そして、何を分析すれば良いか聞かれたので、入力内容を考えます。

すると、また一部でエラーが出るようで、Chat GPTからの返答で指摘されます。
コードの分かるエンジニアではないと、完全に自力でできない内容ですね..。
でもここでもChat GPTは分かりやすい説明と、どうすれば良いかを提案してくれています。


これは素晴らしいですね。
さらに10日後に別の分析を試みたら、下記のエラー文が返ってきました。
数日経つとリセットされるから、もう一度Notableでコードを設定し直さないといけないようです。
Chat GPTでは処理と簡単な表の確認のみができて、コードの入力はNotable側で行う必要があるということです。
実際に試しながら、このような知見をためていくと、次の時により使いやすくなっていけますね。
指示どおりにNotable側で入力してから、Chat GPTで再度分析内容を指示しました。


まとめ
このようにして、pythonのコードに関する知識はなかったけど、AIを使ってエクセルデータの分析を行うことに成功しました。今後はこれを自動出力したデータに繋げて、毎朝に分析コメントを自動反映されるようにもっていきたいと思います。