【2024年版】Meta広告の始め方と成果を出すためのポイント

FacebookやInstagramといったSNSに広告を配信することができるMeta広告は、利用者もどんどん増えて多くの事業者に取って必要不可欠な広告媒体になりつつあります。周りに触発されてこれから取り組んでみたい事業者も多いでしょう。

ただ未経験でやったことがない方は、基本的なことをまずは知りたいかと思います。
「Meta広告って何から始めれば良いの?」
「どういった所にどういう形式で掲載できるのか知りたい」

そこで今回は、Meta広告を始めて取り組む方に向けて、Meta広告の基本的な内容を説明しつつ、成果を出すためのポイントや便利なツールを解説していきます。

Meta広告への理解を深めて、取り組む上での参考になれば幸いです。

Meta広告の4つの配信面について

Meta広告の配信形式は次のタイプに分かれます。

・静止画フィード、動画フィード、インスタント記事、Facebook検索結果、右側広告枠、ストーリーズ、インストリーム動画、Marketplace
・受信箱,ストーリーズ,広告メッセージ
・静止画フィード,動画フィード,発見タブ,ストーリーズ,リール,ショップ
・パートナーサイト/アプリ,バナー,ネイティブ,リワード動画,インターステイシャル

配信する際は、配信有無を選んで、配信面を限定したり機械学習に任せてCVが多いほうへ配信を寄せることが可能です。

広告の形式(静止画/動画/カルーセル/コレクション)

広告のFacebook, Instagramに掲載される広告の形式はいくつかのタイプに分かれます。

・静止画
1枚の画像を使って配信する広告で
Meta広告で最も主流となっている広告の形式です。1枚の画像に情報を載せて訴求するので伝えられる情報は限定的ですが、画像を作るだけなので労力は少なく比較的簡単に作成することが可能です。

・動画
いくつかの映像を繋げて、テロップや音声など編集して配信準備をします。
最近は配信量も増えて全体的な編集レベルも上がっているので、訴求力があって分かりやすい内容に仕上げる必要があります。
動きや音声があることでインパクトのある訴求ができて、より目に留まりやすくなります。
ユーザーがアプリで上下にスクロールしていると、自動的に動画が再生て音が聞こえてきます。
広告の指標は、動画の視聴率を確認して反応の良し悪しを確認することが多いです。

・カルーセル
1つの広告に対し複数の画像や動画を設定できる広告で、スマホで横にスワイプして複数の広告を一度に見せることが可能です。
動画と静止画を組み合わせることで、1枚の静止画や動画に比べてより多くの情報を伝えることができます。

広告の指標はクリック率や動画の視聴率を確認することが多いです。
・コレクション動画
アパレルや化粧品などの複数の商品画像を掲載することができる広告で、主にEC事業者が使用することが多い広告の形式です。

また、近年になって新しく追加された配信面もあります。

Facebookインストリーム動画
5秒〜10分の動画を動画コンテンツの再生中やコンテンツ前後に表示させる広告で、YouTubeの動画広告に近いイメージの配信形式です。

Instagramリール
最大90秒の動画をリール投稿の間に表示させる広告で、通常のリール投稿と同様にいいねや保存などもできるためより自然な形で広告を訴求することが可能です。

Meta広告の画像サイズ

Meta広告の配信面は上記のとおりいくつかあり、それぞれ別の画像サイズの広告が表示されます。そのため、配信する際には画像のサイズも1つだけではなく複数用意しておく必要があります。代表的なサイズは次のサイズです。


①1200 × 628px (縦横比1.91:1)
②1920 × 1080px(縦横比16:9)
③1080 × 1080px(縦横比1:1)
④1080 × 1350px(縦横比4:5)
⑤1080 × 1920px(縦横比9:16)


これらの画像を用意しておけばほとんどの掲載面に配信することができるため、Meta広告の配信をする際には、上記画像サイズを用意しておきましょう。

その次の段階として、配信面ごとに適切な広告のサイズをあてはめて配信することを考えます。
これは、運用画面の細かい設定も必要になってくるので、Metaプレビュー画面でのサイズ調整で説明しています。
また、配信面ごとの最適なサイズは、公式ページにも記載してあります。

Meta広告で成果を出すためのポイント

Meta広告を配信開始できたら終わりではなく、「認知を最大化したい」「CVを1件でも多く取りたい」など目的に沿った成果を出すことが大事です。そのポイントを絞って説明していきます。

Meta広告の掲載面について

2015年あたりでPCよりもスマホを閲覧するユーザーが増えて、以降はモバイルファーストの考え方が主流でスマホで閲覧することを重視した広告の設計が重要とされてきました。

ただ、近年ではそこからストーリーズ/リールファーストという考え方に変わってきています。特にInstagramのストーリーズやリールでの見られ方を意識して、広告画像や動画を制作することが求められてきています。

また、その際にはいろんな情報を盛り込むのではなく、1つの情報に焦点を絞って制作をすることで成果が出やすい傾向にあります。

Meta広告の音声について

音声は再生されない前提で作成するほうが良いです。
なぜなら、イヤホンをしていない限りは基本的にスマホを見ているユーザーは無音で広告を見ることの方が多いからです。

しかし、だからと言って音声をつけないのではなく、無いよりはあった方がいいため準備をしておくことがお勧めです。

音声生成ツールで作った動画広告の事例の様子は、CanvaとAI音声生成ツールで作るリール動画広告の記事でもご覧いただけます。

Meta広告の素材について

幅広いユーザー層を獲得するためにも動画だけ、静止画だけでなく、静止画、動画、カルーセルなどの複数の配信形式を並行して配信することが効果的です。
「詳しく見る/商品を購入する」といったユーザーを誘導させるためのアクションを記載したボタンを設置することも重要です。

また、ユーザーを飽きさせない工夫として1つのシーンはなるべく短く強調させ、早くテンポ良くまとめましょう。
そして、文字をできる限り少なくし、画像や動画に集中させるようにすることがオススメです。

Meta広告のお役立ち役立つツール

Meta社には広告を配信していく上で便利なツールもあります。徐々に数も増えてきていますが、いくつか紹介します。 ・広告ライブラリ(クリエイティブライブラリ)

競合はどのような広告を出しているか調べることがができるツール
特定のブランドやキーワードで検索することで、実際に出稿されている広告を見ることができます。

フィルター機能も備わっており、プラットフォームを限定したり、メディアタイプで画像だけを表示するようにしたりと絞ることも可能です。

・クリエイティブハブ
作成した画像を使って広告を作るとどのように掲載されるか確認することができるツールで、比率を変更したり、切り取ったりした場合の広告の表示も確認可能です。

いずれも広告の画像や動画を作る上でとても便利なツールとなっていますので、Meta広告を運用する際には活用することがオススメです。

まとめ

Meta広告の基本的な情報を説明してきましたが、他にも多くの設定や、気をつけるべきポイント、成果を出すためのコツがあります。これらは次の記事でまた説明していくことにします。

Meta広告は、幅広い配信面に広告を出すことができるため広いユーザー層獲得に最適です。
広告集客を強化していきたい方は、今回の記事の内容を参考にMeta広告に取り組んでみましょう。

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