HTTP404をGTM→SLACKへ通知する

  • 2022年6月20日
  • 2022年7月6日
  • SEO/GSC

「WEBサイトのURLを変更したけど、一部のページだけコード変更を忘れてしばらく気づかなかった」
サイト運用でこのようなことが起きていませんか?

閲覧したユーザーに対しては「ページが表示されません」「HTTP404」などの表記が出ますが、いくつかのページでこの状態が長く続くと、サイト全体のGoogleの検索結果にも影響が出て、SEO面でマイナス評価になってしまいます。

このような損失を防ぐため対策として、Googleタグマネージャを使って「HTTP404」をSlackへ通知する具体的な手順をご紹介します。

この方法で通知が来たらすぐに対処することで、サイトの品質がマイナスになる状況を防ぐことができます。

【前提条件】
・該当のWEBサイトにGTMのスニペットが埋め込まれている
・Slackのアカウントを開設済で、通知したいチャンネルが用意されている

GTMでWEBHOOKの設定

まずGTMの該当アカウントにログインします。

GTMの「タグ」欄から「作成」をクリックして、上部にある「コミュニティテンプレートギャラリー・・・」を選択します。
そして、「Slack Webhook」をクリックします。
次にGTM内でSlackのワークスペースへのアクセスと許可を求められるので、「ワークスペースに追加」を押して進みましょう。

「Slack Webhook URL」に入力するURLは次に記載するSlack側のワークスペース内で取得できます。

SlackでWebhookURLの発行

今度はSlackの管理画面で、通知したいチャンネルの設定を行います。
下図のとおり「Manage apps」→「Build」→「Create New App」と順番にクリックしていきます。
次に「Incoming Webhooks」の最下部にある「Add New Webhook to Workspace」をクリックします。
ここで、HTTP404を通知したいSlackのチャンネル名を選びます。
次の画面で「Slack Webhook URL」が発行されるので、「Copy」を押します。

GTMでWebhook URLの設定とプレビュー、公開まで

先程コピーした「Webhook URL」をGTMで準備したタグ内の入力欄に入力します。
その下の「Slack Message Text」では、Slack投稿時のメッセージを入力できます。

ここでは、ページのディレクトリと参照元が通知されるように設定しています。
適宜必要な情報を設定しましょう。
設定がこれで完了したので、「プレビュー」を押してプレビューモードで確認します。
試しにHTTP404になるURLを入力して、「Connect」を押して次へ進みます。
今回設定したタグが、「Tag Fired」配下に表示されているか確認します。
「Not Fired」欄の下にあると発火していないため、何かがうまくいっていないので設定を見直しましょう。

問題なければプレビューモードを終了して、いよいよ「公開」します。 下図のように正常にタグが発火していれば、Slackにメッセージが投稿されます。
GoogleタグマネージャでSlackの通知を送る手順は以上です。

サイトのページ数が増えて関係者も多くなると端から端まで管理することが大変になり、突然HTTP404に変わってそのまま気づかないことも出てきます。
そのような場合に上記でご紹介した方法を取り入れて、サイト運営の健全化とSEO評価の維持に役立てましょう!!

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