Google広告でECサイトをお持ちで、ショッピング広告を出稿している広告主の方は多いでしょう。

2022年8月には、新たなキャンペーンタイプ「PMAX(パフォーマンスマックスキャンペーン)」へ従来の「スマートショッピングキャンペーン広告(SSC))」から自動的にアップデートされました。
PMAXを使い始めても、操作画面の理解が難しかったり運用改善まで手が回らず苦労されているという声も良く聞きます。 そこで今回は、PMAXの画面の中で確認できる「商品」「商品グループ」などの結果を見ながら、CV結果によって改善していく方法を記載します。
具体的には、Google広告の商品ID別レポートとGoogle Merchant Center(以下GMC)のIDータイトルデータを突合させて。Tableauでグラフ化します。
こうすることで、Google広告の運用画面だけでは分かりづらい「商品別(ID)の費用と収益」を一目で分かるようにして、商品別の費用対効果に応じた改善を行うことを目指します。
※すべてのGoogle広告アカウントに共通してできる手法です。

まず、SSC→PMAXへのアップデートにおいて、「商品」「商品グループ」の名称と運用画面で確認できる場所が少し変わりました。
「商品」は変わっていないですが、「商品グループ」は「リスティンググループ」をクリックすることで見れるようになりました。
なぜこのように変わったのは正確にはわかりませんし、今後もまた変わっていく可能性があります。
①リスティンググループ(商品グループ) ちなみにGoogle広告のスクリプト、APIなども、従来の方法でPMAXキャンペーンのデータだけ取得できず集計に苦労しています。 (こちらも将来的に他キャンペーンと一緒になる日が来ると思いますが、いずれにしてもGoogleの中で実装を進めている最中かと思います)
②商品
今回の記事では、Google広告のスクリプトとスプレッドシートを用いて、Tableauでグラフ化します。
こうすることで、Google広告の運用画面だけでは分かりづらい「商品別(ID)の費用と収益」を一目で分かるようにして、商品別の費用対効果に応じた改善を行うことを目指します。
形式で「表」を選択して、「行」「列」をドラック&ドロップで並べれば数値が表示されるので、期間を選んで設定しましょう。
ここでは「行」を「アイテムID」にしていますが、他にも必要であれば追加しましょう。
クリックの結果も含まれていますが、実際の結果はGoogle広告側で見るのでなくても大丈夫です。
ここに「価格」のデータも含まれているので、「商品価格×CV=売上(PMAX経由)」の算出もできます。
もしくはGoogle広告側で「コンバージョン値」をタグにおいて設定していれば、この指標を見るだけで売上が算出されてROASによる評価が行えます。
このようにして出力した2つのデータを突合させて、Tableauで紐づけました。
データソースの連携方法詳細は、こちらでご覧いただけます。
ワークシートで表の行と列を整えて、下記のとおりまとめることができました。
これでも分かりやすいですが、グラフにすることでさらに見やすくなります。
ご覧のとおり、費用(Media Cost)と収益(Revenue)のグラフにすることで、右下の商品は配信を弱めて左上の商品は配信を強化すれば良いことが分かります。
商品がどれだけたくさんあっても、このように可視化することで改善箇所が一目で分かるようになります。
また、ダウンロードしたデータをすぐに集計できる状態にして、Tableau側でも一度表とグラフの型を作ってしまえば、2回目以降はTableauを立ち上げてすぐに表とグラフが更新した状態で見れます。
今後PMAXデータもAPIで出力できれば、集計作業も自動化できて手間が省けるので、今後のGoogle広告の機能の進化に期待しましょう。
また、個別にご相談したい方は下記よりお気軽にお問合せください。

PMAXを使い始めても、操作画面の理解が難しかったり運用改善まで手が回らず苦労されているという声も良く聞きます。 そこで今回は、PMAXの画面の中で確認できる「商品」「商品グループ」などの結果を見ながら、CV結果によって改善していく方法を記載します。
具体的には、Google広告の商品ID別レポートとGoogle Merchant Center(以下GMC)のIDータイトルデータを突合させて。Tableauでグラフ化します。
こうすることで、Google広告の運用画面だけでは分かりづらい「商品別(ID)の費用と収益」を一目で分かるようにして、商品別の費用対効果に応じた改善を行うことを目指します。
※すべてのGoogle広告アカウントに共通してできる手法です。
PMAXでの商品名称変更


なぜこのように変わったのは正確にはわかりませんし、今後もまた変わっていく可能性があります。
①リスティンググループ(商品グループ) ちなみにGoogle広告のスクリプト、APIなども、従来の方法でPMAXキャンペーンのデータだけ取得できず集計に苦労しています。 (こちらも将来的に他キャンペーンと一緒になる日が来ると思いますが、いずれにしてもGoogleの中で実装を進めている最中かと思います)


こうすることで、Google広告の運用画面だけでは分かりづらい「商品別(ID)の費用と収益」を一目で分かるようにして、商品別の費用対効果に応じた改善を行うことを目指します。
Google広告でレポートを出力する
Google広告の「レポート」よりPMAXキャンペーンのアイテムID別の結果を出力設定していきます。
ここでは「行」を「アイテムID」にしていますが、他にも必要であれば追加しましょう。

GMCでレポートを出力する
続いてGMCの「すべての商品」で「アイテムID」と「タイトル」が含まれるデータをダウンロードします。クリックの結果も含まれていますが、実際の結果はGoogle広告側で見るのでなくても大丈夫です。

もしくはGoogle広告側で「コンバージョン値」をタグにおいて設定していれば、この指標を見るだけで売上が算出されてROASによる評価が行えます。
このようにして出力した2つのデータを突合させて、Tableauで紐づけました。
Tableauで可視化する
Tabelauを立ち上げてデータソースを接続します。データソースの連携方法詳細は、こちらでご覧いただけます。
ワークシートで表の行と列を整えて、下記のとおりまとめることができました。


商品がどれだけたくさんあっても、このように可視化することで改善箇所が一目で分かるようになります。
PMAXの商品別の分析の深堀はこれからに期待
このように、PMAXのショッピング広告内で商品別の改善を行うことで、より確実な改善を行うことができるようになります。また、ダウンロードしたデータをすぐに集計できる状態にして、Tableau側でも一度表とグラフの型を作ってしまえば、2回目以降はTableauを立ち上げてすぐに表とグラフが更新した状態で見れます。
今後PMAXデータもAPIで出力できれば、集計作業も自動化できて手間が省けるので、今後のGoogle広告の機能の進化に期待しましょう。
また、個別にご相談したい方は下記よりお気軽にお問合せください。